果たして路上は、都市のネズミの書く詩のように続いてゆく。
横山隆平 写真集

1,500円+税 | 210×297mm | 32ページ | モノクロ | 限定30部 |
サイン&ナンバー入り

After all, the streets continue like lyrics written by rat in the city.
Photographs by Ryuhei Yokoyama

1,500JPY+ tax | 210×297mm | 32page | Black & White | softcover
Limited 30 copies | Signed & Numbered

sold out

Published in september 2016

About Book
あいもかわらず同じようなイメージばかりを思い求め、消費された情報や微かな希望を夢見た人々で溢れかえったTOKYOを徘徊する。まるでチャールズ・ブコウスキーの小説でおなじみの主人公チナスキーが愛飲するジャックダニエルを片手に今日を共にするアバズレを探し求め、朦朧と極めて刹那的な日々を送る、その断片を見ているようだ。不安定なモノクロフィルムに叩きつけられた歪んだ光景は時に眩しく、時に狂おしく私たちの目の前に図々しく鎮座する。酔いどれ写真家・横山隆平が醜くもこの愛すべきアンビルトな世界を引き千切った邪悪で怠惰な写真集。
「都市と物ども」三部作の内CITYRAT pressから出版された前作、街区の壁の野晒しの…に続く第二作。

 

Artist Statement
映画館のAKIRA上映の告知、崩れゆく国立競技場、グラフィティ、線路脇に放り投げられたモンタナスプレー缶、SUPREMEのポスター、渋谷の雑景、ジャックダニエルの空瓶ー。
宇田川町の路傍、ビルの影のなかでフィルム交換をして立ち止まる僕の前を、大きな帽子を被った女が通り過ぎる。
颯爽とした後姿を残し、光の中へと去っていった。
駅前の交差点、アスファルトの間隙でネズミが光と戯れていた。
僕の好きな街、僕の記憶や興味の対象がレンズを通してそのまま表出したような写真集となった。


Artist Information
横山隆平 | Ryuhei Yokoyama   || オフィシャルサイト ||
1979年大阪府生まれ。現在、東京都在住。
モノクロフィルムによる都市写真を中心に作品を展開。
2003年写真集「TOKYO,UNTITLED.」出版。2006年Photography Magazine 81LAB.立ち上げに参加、写真集「酔っぱらったピアノ弾きのようなやりかたでシャッターを押せ」出版。青山ブックセンター本店、自由が丘店において同名写真展開催。「路上、その他の映像について」 Library lounge THESE 東京、「29℃ 12分 焦げたフィルムの果てに」81LAB. GALLERY 大阪、「都市と物ども 反復/更改」gallery Main 京都など個展にて作品発表。また、大阪成蹊大学 芸術学部主催によるファナティック・モノクローム| アートに見るモノクローム表現世界の現在 |、京都市美術館 別館 Kyoto Current展 Vol.04、KYOTO GRAPHIE+"galleryMain + GALLERY 9 kyoto" archives展など、グループ展、企画展に出品を多数行っている。

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